修理費用の低減が図れる新設備を導入しました
Polyvance社製シングルガスデジタル窒素発生装置というアメリカ製の樹脂溶接機を導入しました。
今まで「新品交換になります」と云われていたバンパーの割れや、スポイラーの割れ、ヘッドライトブラケット部の割れなどあらゆる樹脂部品の修理が可能になりました。
各自動車メーカーの樹脂部品は最近特に高額化してきているので修理費用の抑制につながりますし、部品交換をしないので資源の無駄使いも防げます。
国産車外車問わず樹脂部品の修理はご相談ください。
(損傷の程度により修理より部品交換をお薦めする場合もございますのでご了承ください。)
車のアンダーボディの修理について
今回は車のアンダーボディの修理についてです。
弊社で使用しているジグ式修正機を紹介します。
広い道を走行中に、右から出てきた車と強くぶつかってしまったNBOXのアンダーボディ修理中の画像です。
黒いNBOXを前から見た画像で、車の下にあるのがジグ式修正機です。
事故後の様子です。 右前(画像左)が大きく損傷しています。
スピードも出ていたので、エアバッグも出ています。
フロントタイヤはパンク。ホイールにも損傷がありました。
フロントフェンダーも後方に押され、運転席ドアにもキズがあります。
最近のホンダ車の多くは、フロントタイヤの前に鉄の骨があるのですがこれが大きく曲がっています。
前周りの部品、エンジン、ミッション、フロント足回りを外しジグ修正機に乗せました。
ジグ修正機の優れているところは、
・多くの場所で車をしっかり固定できる事
・車のアンダーボディの寸法が左右、上下共にミリ単位で確認、修正することが可能。
・ 修正機の黄色い部分はメジャーになっていて、細かな確認修正が出来ます。
向かって左側が正常、右側は事故により大きく変形しているのがわかると思います。
損傷の大きかった右側の寸法を修正し、新しいパネルを溶接しました。
黒く見えるのが新しい部品です。 左側と同じ形になりました。
真横から見たところです。
修正機からたくさんの足が出て固定されているのがわかります。
修理後の画像です。元通りになおりました。
アンダーボディが完全に修復できないと、バンパーやライト等はキレイには収まりません。
足回りもアンダーボディにごっそり付きますので、真っ直ぐ走らなくなります。
さらに最近の車には衝突被害軽減のためのカメラ等も搭載しています。
アンダーボディの寸法、足回りのホイールアライメントがしっかり治っている状態でのカメラの調整が必要になっています。
最近は、カメラ等が付いた新しい車を修理するのには新しい資格が必要になります。
ぜひ事故車の修理をする時にはしっかり修復が出来るお店を選んで下さい。